2018年、今冬は韓国でも大寒波の影響で、ソウルでは体感温度マイナス20度以下になることもあったほど寒い冬でした。
そんな韓国もようやく春に向けて気温が暖かくなりはじめました。少しずつ梅の花が咲き始めています。桜の開花ももうすぐです。
今回は日本向けの観光サイトなどではなかなか載っていないが、現地の人に人気のお花見スポットについてご紹介します。
目次
【2018年版】現地スタッフおすすめ!韓国のお花見スポット3選
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韓国人はお花が大好き
写真をたくさん撮る
老若男女問わず韓国人は、お花と一緒に写真を撮ることがとても大好きです。
お花見スポットに行くと、携帯電話でこだわりの写真を撮る姿をよく見かけます。
また、お花見スポットの会場ではフォトスポットが設置されている場合もあり、家族連れはもちろんのこと、すこし年配の夫婦や、若いカップルなどが並んで待つほど人気です。
特にカップルはこだわりの1枚を撮る
カップルはインスタ映えする写真を撮るために、三脚を持参している人も多く見られます。納得のいく写真が撮れるまで何度も撮り直している姿をよく見ますよ。
そのくらい韓国の人はお花が大好きなのです。
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韓国の花まつり
韓国では、暖かくなってくると規模が大きめの花まつりが全国各地、至る所で開催されるようになります。
今回は韓国の人も楽しみにしている花まつりをご紹介します。今春の韓国旅行にはショッピングやグルメだけでなく、お花見もスケジュールに入れてみてはいかがでしょうか?
구례산수유꽃축제-求礼サンシュユ花まつり
구례산수유꽃축제(グレ サンスユコッ チュクチェ)とは
구례산수유꽃축제(グレ サンスユコッ チュクチェ)は、韓国の全羅南道(전라남도-チョルラナムド)に位置する구례(グレ-求礼)という地域で開かれる花まつりです。
毎年3月中旬ころから黄色く咲きはじめるサンシュユ(韓国語では산수유-サンスユ)を見に、多くの観光客が訪れます。
サンシュユは日本でもよく見られる木で、赤いグミに似た実をつける木です。日本では漢方の素になったりしているんですよ。
どんな楽しみがあるの?
구례산수유꽃축제(グレ サンスユコッ チュクチェ-求礼サンシュユ花まつり)では、そんなサンシュユの花で作ったお茶や食べ物を楽しむことができます。
また、구례(グレ)は温泉地としても有名です。花まつり会場の周辺では温泉をはじめとした観光も楽しむことができます。
目に贅沢、口に贅沢、体に贅沢
ここでちょっと韓国語のお勉強をしてみましょう。このように、目でも楽しむことができ、美味しい食べ物を楽しむこともでき、さらには温泉や観光地で体も楽しむことができるようなときに使える言葉があります。
눈호강,입호강,몸호강(ヌンホガン,イプホガン,モムホガン)
意味は「目に贅沢、口に贅沢、体に贅沢」と訳します。
호강하다(ホガンハダ)という「豪華で贅沢な人生を享受する」という意味の動詞からきている単語です。
お金に限らず、物質的・心理的に充足し、贅沢だと感じるような状況の時「호강하다(ホガンハダ)」を使います。
今回の場合は、
●目にも鮮やかな花を楽しむことができる贅沢「눈호강(ヌンホガン-눈=目)」
●美味しい料理を楽しむことができる贅沢「입호강(イプホガン-입=口)
●温泉に入ってリラックスできる贅沢「몸호강(モムホガン-몸=体)」
の三拍子が揃った花まつり、ということです。
「호강하다(ホガンハダ)」は日本語にぴったりあてはまる単語がありませんが、ネイティブは結構使う単語なので知っておくと良いですよ。
開催期間と入場料
2018年3月17日(土)~25日(日)
無料で鑑賞できます。
詳しくは公式ホームページをご覧ください。
http://www.gurye.go.kr/sanflower/
제주왕벚꽃축제2018-済州王桜まつり
제주왕벚꽃축제(チェジュ ワンボッコッチュクチェ)とは
제주왕벚꽃축제(チェジュ ワンボッコッチュクチェ)は、韓国の済州島(チェジュド)で開催される桜まつりです。
韓国で一番最初に桜が開花する場所が済州島です。済州島は聞いたことがある、という方も多いのではないでしょうか。
日本でいう沖縄のような場所です。昔から人気の観光地なのですが、近年韓国人の間でさらに人気がアップし、国内線の飛行機のチケットが取れないほどの人気ぶりです。
そんな済州島で毎年4月に開催されるのが제주왕벚꽃축제(チェジュ ワンボッコッチュクチェ)です。
どんな楽しみがあるの?
제주왕벚꽃축제(チェジュ ワンボッコッチュクチェ-済州王桜まつり)は、済州島に自生する「왕벚꽃(ワンボッコッ-王桜)」という種類の桜を主に見ることができます。
ソメイヨシノよりやや花びらがおおぶりで、ちょっと赤みがかった花が特徴です。
開催期間中は一般車両の通行止めなどが行われるため、のんびりゆっくりと歩きながら桜を堪能できます。
桜並木では公演や、アートの展示なども行われる予定です。
フードトラックなどで流行の食べ物を楽しむことはもちろんですが、今回の제주왕벚꽃축제(チェジュ ワンボッコッチュクチェ)は穏やかに芸術に触れることのできる内容となっているようです。
夜間にはライトアップもありますので、夜桜も堪能できますよ。
開催期間と入場料
2018年3月30日(金)~4月8日(日)
無料で鑑賞できます。
詳しくはこちらのサイトをご覧ください。
【済州島の広報ページ】
http://me2.do/GOclOhum(韓国語のみ)
【済州観光サイト】
http://visitjeju.net(日本語あり)
2018고양국제꽃박람회-2018高陽国際花博覧会
2018고양국제꽃박람회(コヤンクッチェコッパンナメ)
고양국제꽃박람회((コヤンクッチェコッパンナメ)とは、1997年に初めて開催された花の博覧会で、今年2018年で12回目を迎えます。
今年は「世界を変える新しい花の世界」というテーマで世界から36ヶ国、320あまりの園芸機関や団体、業者が花の世界の最新トレンドを展示する大規模な花の祭典です。
開催地の고양(コヤン-高陽)はソウルの横にある市です。ソウルから比較的楽にアクセスができますので、ソウルへ観光する際にスケジュールに入れてもいいかもしれませんね。
どんな楽しみがあるの?
普段見ることのできない珍しい花や植物が展示されていたり、芸術的にライトアップされた室内庭園、多彩なテーマに富んだ屋外庭園などを鑑賞することができます。
また、園芸に関する文化体験のプログラムも用意されているようです。公演舞台では、K-POPダンスや伝統舞踊、オーケストラ演奏などの公演スケジュールもあります。
会場内では農家が直接栽培した花を購入することもできますよ。また、金曜日から日曜日、祝日の夜にはライトアップ庭園の展示があるようです。ロマンティックな雰囲気を演出した庭園を見ることができます。
開催期間と入場料
2018年4月27日(金)~5月13日(日)
入場料:前売り券8,000ウォン
当日券:大人12,000ウォン、特別割引8,000ウォン、団体(30名以上)9,000ウォン
※特別割引の対象者は以下の通りです
満3歳以上~小中高校生、満65歳以上、外国人、障がい者(1~3級、保護者同伴1名まで割引適用)、生活保護受給者、国家有効者、多文化家庭、脱北者家庭、現役軍人(階級下士以上)、義務警察、社会服務要員
※満2歳以下の幼児は無料です
公式ホームページ
http://www.flower.or.kr(韓国語・英語・中国語)
まとめ
今回は日本のガイドブックや観光紹介サイトではなかなか紹介されないお花見スポットを紹介しました。
今回ご紹介したスポットに限らず、なにかの「おまつり」とされる会場はいつ行っても人で溢れ、活気があるのが韓国です。
駐車場に車を入れるのに1時間待ちは当たり前、というくらい人出が多いです。筆者は先日、とある梅まつりに行ってきたのですが2時間駐車場に入れず、車を降りずそのまま帰ってきてしまいました…。
そのくらい人が集まりますので、そのぶん会場側も開催に熱を入れて、見応え・遊びごたえたっぷりのお祭りになっています。
お祭り=축제(チュクチェ)と題されたイベントにはぜひ、行ってみてくださいね。楽しめること間違いなし!ですよ。
普段のショッピングやグルメ旅行とはちょっと違うコースに挑戦してみてください。
가족과 연인과 친구와 예쁜 봄나들이 준비해보세요.
(家族で、恋人同士で、友達同士で、美しい春のお出かけを準備してみてくださいね)
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