日本とは違う熱狂的な韓国ペンファン!팬질(ペンジル)について徹底解説!

みなさんの好きなK-POPアイドルグループはなんですか?

EXOやBTOB、防弾少年団などの남자(ナムジャ-男子)グループですか?それともTWICEや宇宙少女などの여자(ヨジャ-女子)グループでしょうか。
好きなグループの音楽を聴いたり、コンサートに行ったり、グループについていろいろ調べたりと、好きなグループがあると日々楽しいですよね。

今回はそんな「好きなグループに対する活動」を表す「팬질(ペンジル)」についてご紹介します。

日本とは違う熱狂的な韓国ペンファン!팬질(ペンジル)について徹底解説!

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팬질(ペンジル)とは

‘팬질’(ペンジル)とは、韓国語で直訳すると「ファンがとる行動」という意味です。

팬(ペン)は「ファン」、질(ジル)は「行動」という2つの単語から成る造語で、「ファンとしての活動」を指します。

日本と韓国のベンジルの違い

韓国と日本でのペンジルは一見、同じ部分もありますが、日本ではまったく見られない活動内容があります。

日本で見られるペンジルと韓国で見られるペンジルについてご紹介していきます。

2.日本でも見られる팬질(ペンジル)

ペンライト

アイドルを応援する必須アイテム、「ペンライト」は韓国のアイドルを応援するときも定番のグッズです。

韓国のアイドルグループでは、グループによってペンライトの色が決まっている場合があります。

たとえば、東方神起はパールレッド、SUPER JUNIORはパールサファイアブルー、SHINeeはパールアクアグリーン、などオフィシャルで決まっています。

コンサートに行くとそのグループのカラーで会場が埋め尽くされ、その光景は感動するほど圧巻です。

その光景を、東方神起ですとレッドオーシャン、SUPER JUNIORですとブルーオーシャンなどと表現され、팬(ペン-ファン)の間でも会場をその色で埋め尽くしたい!という気持ちは強いのです。

数年前までは、本国 韓国で新曲を発表すると、ペンライトではなくそのグループの色の風船を持って応援していました。音楽番組などで多くのグループが登場する際、その風船の色の割合を見るとグループごとの팬(ペン-ファン)の割合が分かったそうです。

最近のグループですと、オフィシャルで決まったグループカラーが無いグループもいますよね。

それは、今まで数多くのグループが綺麗な色を使ってきたため、残っている色が無いというのが理由だそうです。

最近では応援方法もどんどん変わってきたため、カラーが無くても応援できるというのも1つの理由かもしれませんね。

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掛け声

韓国팬(ペン-ファン)たちがコンサート前に必ず習得していく行動のひとつに「掛け声」があります。

韓国でK-POPアイドルのコンサートに行くと、その賑やかさに驚く日本人ファンが多くいます。

韓国팬(ペン-ファン)たちは、コンサートをアイドル達と共有して楽しむ空間だと考え、トークに合いの手を入れたり、名前を呼ぶのはもちろん、バラード曲は大声で一緒に歌ったりします。とにかく、にぎやかで情熱的です。

「歌の合いの手」といえば良いでしょうか。歌の最中にリズムに合わせてメンバーの名前を呼んだり、グループ名を言ったり、応援のセリフを言ったりします。

これは、毎回適当に言っているのではなく、公式で決められている場合など、あらかじめ「この曲にはこの掛け声」と決められています。

팬(ペン-ファン)たちは事前にそれを覚え、コンサートや歌番組の時に声をそろえて大声で叫びます。

メンバーにその一体となった팬(ペン-ファン)たちの声が届くことでメンバーのテンションも上がり、より良いパフォーマンスができるのだそうです。

日本でもコンサートに行くときには、ぜひ覚えて、会場でやってみてくださいね。

韓国で見られる팬질(ペンジル)

韓国のアイドル市場は、日本とはまったく違い팬(ペン-ファン)に支えられている部分が多くあります。

팬(ペン-ファン)がどのくらいいるか、どのような行動をとるかによって、そのグループの人気が左右されると言っても過言ではないです。

それほどファンの行動が重要視されるため、‘팬질’(ペンジル)という単語が生まれたのかもしれませんね。

本国、韓国の팬(ペン-ファン)たちは日本の팬(ペン-ファン)たちのように、ただCDを買ったりコンサートに行ったり、TwitterやInstagramを見るだけではありません。

自分たちの好きなグループやメンバーがよりよく活動できるように、あらゆる角度からメンバーたちをサポートしています。

今度はそんな日本ではなかなか見られない팬질(ペンジル)についていくつかご紹介しましょう。

差し入れ

韓国のペンジルは、ドラマや映画の撮影現場にて差し入れを積極的にします。

メンバーの写真が大きく掲げられたフードトラックの前で、写真を撮るアイドルの姿をSNSで見たことがありますか?

また、顔写真がついたシールが貼られたお弁当やフルーツの差し入れなどの写真も、時々アップされますよね。

実は、あの差し入れは팬(ペン-ファン)がしているのです。共演者だけでなくその現場にいるスタッフの分まで全部用意します。

共演者やスタッフたちに対して、うちの「○○」をよろしくお願いします、という願いが込められているそうです。

まるで子供を見守る保護者のようにアイドルを支えることが、本国 韓国の팬(ペン-ファン)なのです。

誕生日を広告でお祝い

韓国では好きなアイドルの誕生日は、広告塔を使って派手にお祝いします。

韓国でも日本と同じように、地下鉄のホームや、改札に続く地下通路に、多くの広告があります。

最近では動画が映し出される大型の広告もよく目にします。その広告を使って、팬(ペン-ファン)たちはアイドルの誕生日をお祝いします。

特に人が多く通る大型の駅ではよく目にすることがあります。誕生日をお祝いすると同時に、多くの人にそのアイドルを知ってもらおうという意味もあるからです。

また、そのアイドルの出身地の駅に登場することもあります。

アイドルのなかには、自分の広告を見に行って写真を撮り、SNSに感謝の気持ちをアップする人もいます。(認証ショットと呼ばれます)

それを見れば팬(ペン-ファン)は広告を出すための苦労などが一気に吹き飛ぶことでしょう。

最近ではそのような地下の広告だけでなく、市内を走るバスのラッピング広告を利用する場合も増えてきました。

韓国ペンジルの大規模な理由

韓国で見られるこれらの팬질(ペンジル)は規模感がとても大きいですよね。お金も労力も個人レベルではとうてい難しい内容です。

もちろん個人でやる팬(ペン-ファン)もいるかもしれませんが、たいていは팬(ペン-ファン)が集まって団体で行います。

【・マスターが音頭をとっている!】
팬(ペン-ファン)の中には、そのグループの特定のメンバーのためにホームページを作る人がいます。

팬(ペン-ファン)サイトと呼ばれるのですが、そこでは主にメンバーの写真をアップしたり、情報交換をしたり、팬(ペン-ファン)同士の交流が行われています。そのホームページを作った人を「マスター」と呼びます。

このマスターさんが筆頭となり、팬(ペン-ファン)たちへ呼びかけて資金を集め、大掛かりな差し入れや広告を出しています。マスターは資金を出してくれた팬(ペン-ファン)へお礼として、自分が撮ったメンバーの写真のブロマイドや、グッズを送ります。

【・勝手にはしない】
マスターたちはこのような팬질(ペンジル)を勝手には行いません。必ず、事務所に確認を取ります。

特に差し入れなどは迷惑にもなりかねないので、かならず事務所と入念に打ち合わせをするのです。

もしこのような팬질(ペンジル)に参加したい!と思ったら、SNSで多く拡散されている場合がありますので検索してみてくださいね。

良い팬질(ペンジル)だけではない

残念なことに、팬질(ペンジル)のなかには行き過ぎた行為、悪い行動も数多くあります。

日本でいう「追っかけ」のような行動です。これを韓国語で「사생(サセン)」といいます。これについては他の記事でご紹介しますので、ぜひそちらを見てみてくださいね。

まとめ

好きなK-POPグループができると、好きだからこそどんどん応援を形にしていきたくなりますよね。

팬질(ペンジル)については辞書で引いても意味は出てきませんし、すでに팬(ペン-ファン)の間では常識になっていて検索してもなかなか答えが出ない、ということも多いでしょう。

この記事が팬질(ペンジル)についての意味を知るきっかけになってもらえれば、うれしいです。

せっかく好きになったK-POP。マナーを守って楽しく、そして日本にはない応援方法で、メンバーたちへ「好き」の気持ちを伝えていきましょう。

사랑하니까 어쩔 수 없지요? 사랑을 많이 전하자!
(好きだから仕方ないよね。愛をたくさん伝えよう!)

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